先日、日本からメキシコへ持って行ってよかったものについてまとめましたが、 追加で思い出したものが出てきたのでカテゴリ分けしてまとめてみました。
今回は【ドラッグストア編】(薬局やドラッグストアで買える日用品・薬・コスメ)です。
<※コスメは前回の記事に入れていましたがこちらに移動させました>
歯ブラシ
歯ブラシ自体はもちろんメキシコでも購入はできるのですが「メキシコで売っている歯ブラシは使いづらい」と感じる日本人の方が多いようです。
「使いにくい」と感じる方が多い原因はおそらくヘッドの大きさ。
メキシコで流通している歯ブラシは、日本の通常サイズのものよりもヘッドが大きいです。 メキシコでも歯ブラシは各メーカーから発売されており、種類はたくさんあるのですが、総じてヘッドがかなり大きく、コンパクトサイズがありません。
私は特に歯ブラシにこだわりがあるほうではなく「通常サイズの安いやつでいいや」くらいのものでしたが、メキシコの歯ブラシだと細かな部分が磨きづらく使いにくく感じたので、一時帰国で毎回歯ブラシを爆買いしておりました。
衣類用防虫剤
これは渡墨前に「メキシコにない」と予想がつかず、現地へ行ってから個人的に色々大変だったもの。日本の薬局では簡単に入手できる衣類防虫剤がメキシコでは全く手に入りません。
スーパーや薬局で探しても見つからなかったので店員さんにも質問してみたのですが「服を虫から守るものが欲しい」言うと「殺虫剤使ったら?」とのこと。ええと、そういうことではないのです…。
私たちのスペイン語ではうまく意図が伝わらなかっただけかもしれませんが、他の店員さん数人にも聞いてみたかんじでは、どうもメキシコでは「衣類を虫食いから守る」という概念があまりなさそうな印象でした。
それはメキシコでは虫食いに遭うことが少ないわけではなく、何も対策していないと、もちろんメキシコでも虫食いに遭います。
現地で手に入るものでなんとかしたい場合、メルカドリブレなどの通販でナフタリンを購入する、もしくはハーブで手作りの防虫剤を作るという方法があります。
ただ、薬品の扱いには不安があるし、ハーブで作るのもあまり自信がなかったので、私は一時帰国のときに毎回衣類用防虫剤を持って帰ってきていました。
ラクして防虫したい方は日本から持って行きましょう。
使い捨て手袋(食品加工用)
使い捨てタイプの手袋はスーパーで販売されているのですが、掃除用のものばかりで食品加工用のものを見つけることができませんでした。 Dokkoiで食品加工用の使い捨て手袋は販売されていましたが、レオンのようにDokkoiが急に撤退してしまうと詰むので、料理のときどうしても使いたい派は一時帰国で買っておいたほうがいいかなーと。
(私は手でハンバーグやパン生地を捏ねたりすると、爪を短く切っていてもどうしても爪の間に挟まるのが気になるので使い捨て手袋派です)
素手で捏ねる派には不要だと思います。
薬
メキシコでもお薬は簡単に購入できますが、現地では入手しづらかったり、機能性の問題などから「これは日本から持って行ったほうがいいかも」と私が判断したものについてまとめてみました。
整腸薬(ビオフェルミン)
メキシコでは、日本と比べて飲食店での衛生管理がしっかりとされているとはいえません。
腹痛や下痢とまではいかなくても「なんだかお腹の調子が悪いな」と感じる日が数日続くこともよくあります。腹痛のお薬を飲むまでもないけれど、ちょっとこの違和感をどうにかしたい!腸内環境を改善したい!と感じたときにうちがよく使っていたのはビオフェルミンでした。
ちなみにメキシコでの腹痛のお薬はすごく強いので、長期間服用はあまり良くないようです。
夫がお腹の調子が悪くて病院へ行ったらメキシコで市販されているTREDAを処方されたのですが全然良くならず、一時帰国で日本の病院で腸内環境を整えるお薬を処方してもらってようやく良くなったことがあります。
胃腸薬(キャベジン)
またしてもお腹のお薬になりますが、メキシコでの外食は脂っこい食事が多いです。そのためか日本にいた頃に比べると食後にお腹が張ったり、胃もたれしてしまうことが多かったように感じます。
メキシコにも胃もたれに効く市販薬はありましたが、やはり馴染みのあるキャベジンのほうが早く良く効いたように感じたので一時帰国の際には欠かさず購入していました。
のどの炎症をおさえるスプレー
うちの夫は風邪をひくと喉がまず最初に痛くなるタイプです。そのため、喉の痛みに特化した風邪薬を多めに買っていたのですが、痛みがひどいときには「喉にシュッってするスプレーが欲しい」と言うようになりました。
メキシコにも喉の痛みに効くスプレー薬があることを知り購入してみたのですが、それを使ってみた夫の感想は「スプレーした瞬間、喉の奥が痺れる。なにこれ、こわい」とのこと。どうやら成分が強すぎたようです。
メキシコは地域によっては大気汚染がかなりひどく、私が住んでいたグアナファト州レオン市でも時期によっては中程度の大気汚染があるようでした。風邪で体調が悪いわけでもないのにたまに夫が「喉がイガイガする」と言ったときは大気汚染にやられていたのかも。
喉が弱い方は喉の炎症をおさえるスプレーを沢山持って行ったほうがよいかもしれません。
ちなみに、のど飴については日本でもおなじみのヴィックスのど飴なら薬局で販売されていますし、様々な種類のはちみつキャンディもよく流通しているので現地調達でなんとかなるかなと思います。
鎮痛薬(ロキソニン)
ロキソニンは一応メキシコでも購入できるため個人的に優先順位は低めでしたが、生理痛で毎月たくさん服用される方は、手荷物に空きがあるなら持参したほうがお得です。
なぜならメキシコでロキソニンを購入すると、日本の薬局で買うよりもお値段が高いから。10錠入りで1300円くらいします。日本で市販されているロキソニンの2倍くらいのお値段ですね。
でも入手不可ではないので、たまにしか買わない方はメキシコで調達でも良いかも。私は一時帰国の際、他のものを荷物に詰めることを優先したのであまり積極的には買っていませんでした。
↓メキシコでのロキソニン購入方法についてはこちらの記事で説明しています。
膀胱炎の薬
メキシコに住んでいる間、私は時々膀胱炎っぽい症状が出ることがありました。
昔、膀胱炎をこじらせすぎて血尿が出た経験があるため、トイレでツーンとした痛みを微かに感じるたびに本格的な膀胱炎を発症してしまうことに怯えていました。
↓私が膀胱炎にビビりすぎて気休めにクランベリージュースを飲んだりしていた話はこちら
しかし、日本に帰ってきてから一度も膀胱炎のような症状は出ていません。
これはあくまで私の推測ではありますが、メキシコでは日本に比べて街中にトイレの数が少なく、外出時に水分摂取やトイレを我慢することが多かったせいかもしれないと考えています。
メキシコでは一般道路・高速道路問わず強盗に遭遇する確率があるため「トイレ休憩をどこでするか?」はかなり慎重に判断しなくてはいけませんでした。トイレに行きたくても「ここの休憩所は治安微妙そうだな~」って思ったら我慢してスルーしたり。
気軽にコンビニや公園のトイレが利用できる日本って本当に素晴らしいです。
湿布
湿布はアメリカでは入手できないと聞いたことがありますが、メキシコも同様。 普段あまり湿布を使わないという方でも1箱は持って行くと何かと役に立ちます。
なぜなら、寝違えはある日突然やってくるからです。
絆創膏
うっかり切り傷を負ってしまった際に便利な絆創膏。メキシコでも絆創膏は販売されていますが、粘着力が弱くてすぐに剥がれてしまったりと機能がいまひとつでした。
また、「防水用」「透明タイプ」のような気の利いたものは一切ありません。
可能であれば日本で大容量タイプの絆創膏を持って行くと安心かなと思います。
ちなみに、メキシコの薬局で販売されているものと比べると、MINISOで販売されている絆創膏のほうが比較的性能が良かったように感じます。
よって、メキシコ滞在中に絆創膏をうっかり切らしてしまった際にはMINISOで購入するのがオススメです。
コスメ
百貨店・ショッピングモール・スーパーマーケットに日本でもなじみのあるコスメブランドがあったので安心しきっていたのですが、意外と思わぬ落とし穴がありました。
日焼け止め
絶対日焼けしたくない方は必ず日本で日焼け止めを爆買いしていきましょう。
メキシコで駐在員の赴任先になりやすいバヒオ地区は標高が2000m前後あります。私が住んでいたグアナファト州レオン市も標高が1800mありました。
一般的に、UVインデックスは標高が1000m高くなると約10%増加するとされています。 気象庁 標高と紫外線 https://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-77uvindex_mini.html
とあるように、標高が高くなるほど紫外線量は増加しますので、紫外線が気になる方は日本に住んでいたとき以上に気を付ける必要があります。
私は絶対焼きたくない美白信者なので今までブログでさんざん書いてきましたが、メキシコで販売されている日焼け止めは白くなってしまったり伸びが悪かったり皮膚がつっぱるかんじがしたり、使い心地が良いものがなくてメキシコ生活1年目は大変でした。
チャレンジ精神でめっちゃ頑張ってましたけど、人柱になりつづけるのもけっこう大変なんですよ…
とはいえ、私はすごく高機能な日焼け止めを求めているわけではなく、日本のドラッグストアで売っている日焼け止めレベルで良かったのですが色々探しても見つけられませんでした。
大切なことなので2度言いますが、絶対日焼けしたくない方は必ず日本で日焼け止めを爆買いしていきましょう。
基礎化粧品
メキシコではお肌の手入れの仕方が日本とは異なるようで、拭き取りタイプのメイク落としをして、その後にクリームを塗って終了というパターンが多いようです。
もしくは、拭き取りメイク落とし→拭き取り化粧水(トナー)→クリームの順。
つまり、日本でよくある【洗い流すタイプのメイク落とし】と【保湿系化粧水】がメキシコではほぼ買えません。
一応ショッピングモールや百貨店へ行けば、クラランス・クリニークなどのデパコス、ロクシタンやTHE BODY SHOPなどがありますが「ドラッグストアで販売されているような、安くて大容量タイプのメイク落とし・化粧水が良い!」という方は日本から持参したほうがよいでしょう。
ベースメイク(下地)
百貨店にランコムやディオールなどのデパコスがあるので完全に油断していたのですが、メキシコと日本では商品展開がかなり異なるようで、ファンデーションはあるのになぜか化粧下地が販売されていませんでした。
ランコムの「UVエクスペールトーンアップローズ」やラロッシュポゼの「UVイデア XLプロテクショントーンアップローズ」といった日本では超人気の化粧下地が全く販売されていないことに愕然とした思い出…。
まとめ
「これは日本から持って行く」「これは現地で入手する」といったルールは人それぞれ異なるかと思いますが、今回の記事がこれからメキシコで生活される方や、既にメキシコで生活しているけれど近々一時帰国する予定がある方にとって参考になれば幸いです。
▼日本からメキシコへ持って行ってよかったと感じた、電化製品などについてはこちら。