死者の日(11月2日)の夜、グアナファトへ行ってきました
昨日の朝、夫から突然「夜からグアナファトへ行ってみない?」という提案がありました。
11月2日は死者の日。メキシコでは死者の日が近づくと色鮮やかな祭壇や装飾があちこちに出現します。
たぶんそれを一眼レフで写真撮りたいと思い立って急にこんなことを言ってきたんだろうな~と思ったのですが、夜からお出かけ=晩御飯作らなくて済むからラッキー!と解釈して、夫の仕事が終わった後にグアナファトへ。
以前書いたこちらの記事で紹介している、いつもの駐車場にとめて行きました。駐車場の300mほど手前から渋滞してゆっくりとしか進まなくなりましたが、大体10~15分程度待った程度で駐車場に入ることができました。
石畳の道に死者の日アートが出現
車を駐車場にとめた後セントロ方面へ歩いて行ったのですが、顔にガイコツペイントをして歩いている人はちらほら居るけれど、特に死者の日限定っぽい出店などはなく…「あれ?わざわざここまで来たけど、もしかしてグアナファトではあんまり死者の日イベントやってない??」と思っていたら、ラパス広場の辺りからは一変。
バシリカ教会前からフアレス劇場方面へ向かう石畳の道にびっしりと、死者の日アート?オフレンダ(祭壇)?が出現しているではありませんか…!!!
(普段はこの道路の真ん中、歩行者がふつーに歩けます)
アートはフアレス劇場前では終わらず、ドンキホーテ博物館も通り過ぎ…橋の上にあるカフェ「Santo Cafe」に入る道の少し手前までずーっと続いていました。
道の真ん中はアートが占拠していて全く歩けない状態なので、側道は人・人・人で大混雑。
アートに使われている材料は様々で、きめの細かい砂みたいなので作られているものもあれば…
ちょっと粗めの花びら?で作られていたり。
死者の日のシンボルともいえるマリーゴールドの花が沢山使われていたり。
COCOのアートもありました。お!デラクルスゥー!
個性あふれる素敵な作品がたくさん並んでいて、どんなふうにこれらのアートが作られていったのか、過程も見てみたかったなーなんて思いました。これ仕上げるのに一体何時間かかるんだろう…。
写真を撮っていたら何かの行進がやってきた!?
石畳の上にひしめくアート作品の写真を撮るだけでかなり時間がかかるなと思って、とりあえず先に晩御飯を食べてくることにしました。というのも、夫も私もお腹が空いていて、お互いほんの些細なことですぐピリピリしてしまう状態でこれは良くないと判断したため。
案の定、晩御飯を食べ終わってお腹が満たされたら2人とも上機嫌になったので、またアート作品がある通りへ行って一眼レフで写真を撮っていました。最初に来たときよりも人が少なくなっていて、写真が撮りやすくなってきたなーと思っていたところ…突然の強制イベント発生。
前方の道から人が押し寄せてきて、閑散とし始めていた道がまた一気に大混雑!!
「いったいこれから何が始まるんだ?」と思っていたら、ブラジルのサンバの人のような派手な羽根を背負った衣装のお姉さんたちが独特な香りのするお香を焚きながら歩いてきました。
そして彼女たちが道にオレンジ色の花びら(たぶんマリーゴールド)を撒いているなーと思っていたら、後ろから黒いローブを羽織った女性が歩いてくるではありませんか!ゆっくり、ゆっくりとした足取りでアートのど真ん中を突っ切って歩いてくる黒いローブの女性。
少し不気味で怖いような、でもなんだか幻想的なような雰囲気があって写真を撮りながらも見入ってしまいました。
この行進と一緒に沢山の人が移動していたので、通り過ぎた後はまた道路が空き始めます。
そしてまた人があまり居なくなった後にふと思った。
まだ全部写真撮り終わってないのに、アートが崩れてしまった…!∑(´・ω・|||)ガーン
後で撮ろうと思っていた、フアレス劇場前にあったCOCOのアートもこの通りです…。
まさかこんなイベントがあるとは思わず、「写真は後で撮ればいいし~」なんて言っていた1時間前の自分を殴りたい。笑
でも空腹の状態で人混みの中、写真を撮り続けるのはきつかったので仕方なかった。タイミングが悪かったです。
バシリカ教会裏の道はどうやら通過しなかったようで、まだアートが綺麗に残っていました。
フアレス劇場前にもガイコツ人形たちがいました
フアレス劇場は、グアナファトのセントロへやって来た観光客なら必ず写真を撮るフォトジェニックなスポット。
この劇場前にもガイコツ人形やガイコツモチーフがたくさん出現しており(普段は居ません)訪れた人たちがひっきりなしに写真撮影をしていました。
口づけの小道も大混雑
グアナファトの有名スポット・口づけの小道前も大混雑でした。尋常じゃないほどの混み具合でしたので、奥へは入らずに写真だけ撮影しました。
ちなみによーく見るとこのパペルピカド、「CALLEJON DEL BESO」(口づけの小道)という文字が切り抜かれています。
今年は金曜日だったので夜からしか楽しめませんでしたが…来年の死者の日(2019年11月2日)はなんと土曜日!
休日と重なればより混雑することが考えられますが、いつもとは違った街の雰囲気を楽しむことができそうなので、来年もまたどこかへ出かけられたらいいなー。