前回に引き続き死者の日ネタです。
そうだ、死者の日は骸骨メイクをしよう
メキシコではもうすぐ死者の日があります。死者の日は毎年日にちが決まっていて、11月1日、2日に行われます。
ちょうど同じ時期にハロウィンもありますが、メキシコではハロウィンよりも死者の日ってかんじかな。
昨年は11月2日が金曜だったので夫が仕事から帰ってきてから死者の日の様子を撮影しにグアナファトまで行ったのですが、少しの時間しか滞在できませんでした。しかもグアナファト大学の外階段の飾りつけ見逃したし!笑
↓昨年のグアナファトでの死者の日の様子はこちら
しかし今年は11月2日が土曜日!今年は泊まりで1日楽しむぞ★ってことでホテルを予約しました。私は出かける予定ができると宿泊予約情報を見ながらひとりニヤニヤするのが好きなんですけど(笑)9月半ばくらいにはもうホテルが満室になっていたので、やはりこういうイベント時は早めの予約が必須ですね。
そうこうしておりましたら「今年は死者の日メイクにも挑戦するべきなんじゃね???」という気持ちが沸いてきました。
死者の日は骸骨メイクをした人で街が賑わいます。昨年のグアナファトでも見かけました。
骸骨メイクを2年間スルーしてきたんですけど今年はやろうって気持ちになって、でも一人でやるのはちょっと寂しいから夫に「一緒にやろうよ~」と言ったら「別にいいよ。俺、グアナファトに研究留学してたときも仮装したことあるしそういうの平気(・∀・)」という予想を超える返答がかえってきたので、わりと本気で挑戦することにいたしました。
そういやこの人、友達の結婚式の余興ビデオのためにノリノリで全身白タイツ着て、顔白塗りにできる人だったわ…。(←いま思い出した)
最初は現地でやってもらおうかな?とも思ったのですが、街角でメイクしているのを昨年見かけた記憶がなく。
万が一メイクしてくれるところが見つからなかったり、人がいっぱいだったりしたら嫌だな~デザインってどれくらい融通がきくんだろ?写真見せて「これと同じにしてほしい」はさすがに難しいかな~なんてところまで考えたところで
「自分自身でメイクすれば自分の好きなデザインでメイクできるやん?」と思い至ったので、自分でガイコツメイクに挑戦することにいたしました。
Party Cityへ行ってみた
骸骨メイクに挑戦すると決まったら、まずはメイク道具を調達しなくてはいけません。
最初はスーパーマーケットや百貨店の死者の日グッズコーナーを物色していたのですが、メイク道具の種類があまり多くありません。「パーティーグッズ用品店ならもっと沢山売っているんじゃなかろうか…?」と思って、レオン市内にあるParty Cityへ来てみました。
ずっとどんなところなのか気にはなっていたのですが、実は今まで一度も訪れたことがありませんでした。
入り口すぐのところに沢山イベントグッズが並んでいます。
実は外観見たかんじ「あんまり広くなさそうかな…」なんて思っていたのですが、奥行きがかなりあるお店で、想像していた以上にパーティーグッズが沢山ありました。こういったディスプレイ用のものから、パーティーで使えそうなオシャレな柄の使い捨てコップやお皿などなど。見ているだけでもなかなか面白いです。
仮装用の衣装もたくさん!ちっちゃい子がこんなの着てたら絶対かわいいやつやーん!
私の心が一番ざわついたのは、こちらのグッズコーナー。
ちょっと待って。なんでこんなに分かってる陳列の仕方してるの!!??
二次元でも三次元でもアイドルグループっていうのはメンバーごとにそれぞれ担当カラーが決まっていることが多いんですよ。つまりドルオタにやさしい陳列すぎる件。
死者の日グッズコーナーもありました。意外とハロウィンのほうがグッズが多いかんじでしたが、スーパーマーケットに比べると種類豊富です。
仮装用のメイク道具が売っているコーナーもかなり広かったです。いっぱいありすぎてどれがいいか分からない。笑
購入したメイク道具
骸骨メイクをするのが初めてで勝手が分からなかったため色んなアイテムを購入して試してみたのですが、メイク練習してみて私が「実際に死者の日当日に使おう」と思ったアイテムのみを紹介したいと思います。
私がメインで白塗りや顔のアートに使おうと決めたのは、チューブに入ったクリームタイプのアイテムです。
スーパーマーケットやParty Cityではこういう固形タイプのものも多く売られています。
ドーランの塗り方動画でもこういうのを使っているように見えたのですが、アイテムが違うためか何度スポンジにとってポンポンしても全然発色してくれませんでした(;’∀’) パッケージに掲載されている写真と同じくらい顔を真っ白に塗るの、これでは無理じゃないかな…?
つけまつげ。SALLY BEAUTYでつけまつげ見たら普段使い用のやつしかなかったんで、やはりハデハデ盛り盛りなやつはこういうパーティー用品専門店で探したほうがいいんでしょうね。
グルーもわざわざ買ったけど、このつけまつげシール付きのやつだった…。一応グルーも使ってみたんですが、高いわりに粘着力イマイチでした。私はコスプレのときくらいしかつけまつげしたことないんであまり詳しくないんですが、日本の100均のグルーのほうが性能いいんじゃないかな。
と思ってDokkoiでつけまつげ用グルー探したけどありませんでした。残念。
フェイスパウダー。これは買わずに手持ちのフェイスパウダーでよかったかもしれない…。買ってしまったので使うけど。
パッケージ写真の男性がドヤ顔でパフを顔に押し当てているので、てっきりパフ付きだと思っていたらパフなしでちょっとイラッとしました。笑
メイク練習してみた
Party Cityで無事メイク道具を揃えることができましたが、さすがにぶっつけ本番はアカンやろ…と思ったので自宅で暇なときに練習してみました。
「死者の日 メイク」でググると色んな骸骨メイク画像が出てくるので「こういうデザインいいな~」とかなり参考にさせてもらいました。
骸骨メイクをするときの基本的な手順はこんなかんじ。
・まず顔全体を白塗りにする(半顔メイクなら半分だけ)
・白塗り部分が乾いたらパウダーをはたく
・目の周りを塗りつぶしたり、おでこや口、頬にアートを施していく
骸骨メイクをする動画やドーランを塗る動画などを見てちょっと研究してみたのですが、先にも書いた通りやはりアイテムが違うと同じようにはいきませんでした。
さらにここはメキシコなので同じアイテムを入手することもできないのでメキシコで手に入るアイテムを使ってどうすればうまくメイクできるか?という点に焦点をあてて「私はこうしたらやりやすかったです!」というポイントをまとめてみました。
(完全に自分で試行錯誤してみた結果なので正しいやり方はもっと他にあるのかもしれません)
ポイントその1:メイクする前に髪をセットしておく
私は普段、外出時に身支度するときはメイク→髪のセットという順番で行っているのですが、骸骨メイクをするときは逆にしたほうがいいと感じました。
なぜなら私が使ったメイク道具だと、しっかり乾燥させても擦れにすごく弱いから。ちょっと手が当たっただけで剥がれちゃったりします。これ以上擦れに強いメイク道具なんてのは…おそらく個人では入手しづらいんじゃないかな。(プロ仕様とかになってきそうな予感)なので前髪も後ろ髪も顔にかからないよう、メイク前にアップにセットしておくのがオススメです。
メイク後は極力顔に触れないよう気をつけましょう。
ポイントその2:真っ白にしたかったら厚塗りで二度塗り
骸骨メイクをするにあたって一番難しかったのはアートよりも白塗りでした。。。綺麗に塗ろうとするとムラになったり、色々やってるうちに剥がれてしまったり…とかなり難しかったです。
指で塗る、スポンジでポンポンする…など色々なパターンを試してみたのですが、結局私は筆で塗るのが一番やりやすかったです。
おそらく日本人女性はファンデーション薄塗りにしている人が多いかなーと思うのですが(しかも最近はファンデは顔の中心部あたりにだけのせて端までしっかり塗らないのがトレンドですよね)それと同じ要領でやるとあまり色がのってくれません。
薄く一度塗りだと下の肌色が透けてしまいます。私は顔にホクロがあるのですが、一度塗りではホクロが隠れませんでした。
↓顔出しはお恥ずかしいので、腕に塗ってみました。筆で薄めに一度塗りするとこういうかんじです。
骸骨メイクするならホクロは隠したいし、私はきっちり真っ白にしたかったので厚めに二度塗りするとわりといいかんじになりました。私がヘタクソゆえに多少筆の跡が残っていたけれど、アートを施せばあまり気にならなくなるかんじ。
また、チューブからクリームを出すときはこうやって小さくカットしたアルミホイルの上に使いたい分を出しておくと便利です。手の甲に出したりするとうっかり別の場所に付けてしまったりします。(アルミホイルがくしゃくしゃで写真の見栄えが悪くてスミマセン…)
ネイルサロンでジェルネイルしてもらうとき、こんなふうにジェルを出して混ぜたりしているネイリストさんが多かったのでそれをマネしてみました!
ポイントその3:黒く塗り潰すところは空けておく
基本の骸骨メイクに忠実に目の周りを黒く塗りつぶすことにしたのですが、そこに白が載っていると色が混ざってしまったり、色がのせづらかったりします。白く塗る部分がちょっと多すぎた!ってときは綿棒を使うと不要な部分が取り除きやすいです。
ただし、黒以外のカラーをのせるときは下地が白のほうがやりやすかったかな。私が購入した紫色チューブは全然色がのってくれなかったので下地が肌色だとさらに発色が弱いかんじがしました…(;’∀’)
また、黒色も白塗りするときと同様に一度塗りでは濃く発色しないんで、綺麗に発色させたいなら一度薄く塗ってちょっと乾燥させてから二度塗りがオススメです。
ポイントその4:仕上げにパウダーをはたく
白塗り部分が乾燥したらフェイスパウダーを仕込みます。乾燥してもクリームを塗った箇所の表面は若干べたつくからです。
私が見たドーラン塗り方動画ではベビーパウダーをオススメしていましたが、私はParty Cityで買ったパウダーを使いました。でも手持ちのフェイスパウダーとかでよかったかなと思っています。
パウダーをはたくときはパフ全体にしっかりパウダーをつけておかないと、せっかく塗った白塗りが剥がれてしまうことがあります。
Party City(レオン)の場所
レオン南のCOSTCOと同じ敷地内。Office MaxとMEGAの間にあります。
Centro Max, Blvd. Adolfo López Mateos 2540, Centro Comercial, 37530 León, Gto.