死者のパンとは
死者のパン(Pan de Muerto)とは、メキシコのお盆のようなお祭りイベント「死者の日」に祭壇へお供えされるパンのこと。
表面に砂糖がまぶされている菓子パンなのが一般的で、骨が十字型に重ねられたような形をしているものが多いのが特徴です。
「死者の日」は毎年10月31日、11月1日、2日に行われますが、実は約2カ月前の9月初旬からスーパーマーケットなどでは死者のパンや死者の日グッズが並び始めます。
ちなみにこの記事を書いている10月中旬には既にクリスマスグッズが販売されていたり…と、メキシコではイベントグッズは2カ月以上前から陳列し始めるかんじです。まだ死者の日も終わってないですけど!?笑
スーパー各社の死者のパンを食べ比べてみた!
私は昨年初めてスターバックスの死者のパンを食べたのですが意外と美味しいなと感じたので、今年は色んなお店の死者のパンを食べ比べしてみることにしました。
というわけで、今年は9月初旬にスターバックスの死者のパンを買ったことに始まり…そこからほとんど毎週死者のパンを食べる生活をしていました。(体張っていくスタイル!)
私は甘すぎる食べ物はちょっと苦手なので夫(甘党代表)をも巻き込みつつ、各社の死者のパンを食べ比べ評価をしてみました。
とはいえ、私たちめちゃくちゃ繊細な舌を持ち合わせているわけでもないのでゆるいかんじでご覧頂ければ幸いです。
HEB
左がノーマル、右がチョコ味。
今まであまり気に留めていなかったので知らなかったのですが、ノーマルの味以外にチョコ、ゴマ、ロンポペなどと…お店によってはバリエーションが豊富だということが分かりました。
<normal>
価格:14.9ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★★★☆ |
オレンジ風味 | ☆☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★☆☆☆ |
オレンジ味がほぼ皆無なPan de Muertoです。生地は硬めでパサつきが気になるかんじ。
あと、なんだかとてもクセのある香りがしたのでうちはリピートはしないかな…。
<chocolate>
価格:14.9ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★★★☆ |
オレンジ風味 | ☆☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
チョコレート味のPan de Muertoなので、オレンジではなくチョコの良い香りがします。
甘党の夫はノーマルよりはこっちのチョコレート味のほうがまだ好きだとのことでした…笑(そのためノーマルより少し評価高め)
でも生地はノーマル同様、パサつきが気になるかんじです。
Chedraui Selecto
※グアダラハラでChedraui Selecto行ったときに買ってみました。普通のChedrauiじゃなくてスミマセン。
価格:9-11ペソくらい?(チェックし忘れ)
レビュー | |
甘さ | ★★☆☆☆ |
オレンジ風味 | ★☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★★☆☆ |
甘さ控えめで、変な香りも嫌な後味もありません。オレンジ風味はあまり感じませんでした。生地は若干硬めかな。
Fresko
価格:14.5ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★☆☆☆ |
オレンジ風味 | ★★★★☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
少しだけですがオレンジピールが入っていて、その部分を食べるとオレンジの香りがふわっと広がります。今回検証した中で一番オレンジ感が強かったのはこれ!オレンジ風味が強いPan de Muertoのほうが好きな方に◎
Superama
<normal>
価格:13ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★☆☆☆ |
オレンジ感 | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
甘さ控えめ。生地はあまりパサつきが気にならず、レンジでチンしなくてもそのまま食べられるかんじでした。
<rompope>
価格:21ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★☆☆☆ |
オレンジ感 | ☆☆☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
ロンポペクリームが入ったPan de Muerto。ロンポペの味はほんのりありますが、アルコール分はほぼ感じません。カスタードクリームではないけど、クリームパンのようなかんじ。甘さ控えめでしっとり。
クリームが入っていて少し手がこんでいるからか、通常のPan de Muertoより若干お値段高めです。
↓ちなみにSuperamaではミニサイズのPan de Muertoなんてのも販売されていました。(こちらは買ってません)
COSTCO
価格:9個入り 102.20ペソ(1個あたり約11.35ペソ)
レビュー | |
甘さ | ★★★☆☆ |
オレンジ感 | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
COSTCOなので9個入りパックしか売っておらず唯一購入はしていないのですが、レオン北・レオン南 両方のCOSTCOで試食を配っていたので2度試食した感想です…。試食のサイズがめちゃくちゃ大きかった。笑
生地がしっとりしていてかなり美味しい部類のPan de Muerto。オレンジの風味はそこそこ。試食をもぐもぐしている間にメキシコ人が立て続けに購入しており、なかなかの人気っぷりでした。
しかし1個売りをしていないのがネック。4人家族以上なら買ってもいいかもしれません。
Starbucks
価格:43ペソ
レビュー | |
甘さ | ★★★☆☆ |
オレンジ感 | ★★☆☆☆ |
総合評価 | ★★★★☆ |
スーパーではないですが…今年も一番初めに食べたのがスタバだったのでついでにレビュー。
表面にかなりしっかり砂糖がついていてジャリジャリしていますが、嫌な甘さではなく上品な甘さ。さすがスターバックス!でもスーパーのものと比べると価格帯が3-4倍なので、価格から考えると美味しいのは当たり前なのかも…?
食べやすいので死者のパン入門編としてオススメです。
まとめ
「まだ一度も死者のパンを食べたことがない!」という方にはまずはスターバックスかCOSTCOのものがオススメ。
オレンジ風味が強めなほうが好みならFresko。ちょっと変わり種なPan de Muertoが食べたくなったらSuperamaのロンポペクリームを食べてみるのもいいかも。
食べ比べを始める前は「どれも同じだったりして…」なんてちょっと思っていましたが、スーパーによって意外と違いがあったり色んな風味のPan de Muertoが存在したり。なかなか面白かったです。
死者の日当日まであと2週間ほど期間がありますので、もし他にも食べてみたら追記しようと思います!
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