先日メキシコ在住3年目にしてようやく初めてガスオーブンを使いました。3年目って…遅すぎますね。笑
日本に住んでいるとなかなかガスオーブンに触れる機会がないと思うのですが、メキシコで日本人が住むような物件だと標準装備だったりします。以前住んでいた家にもありました。
未知の道具を前に尻込みしていましたが、とあるきっかけからガスオーブンを使ってみたら「あれっ意外と簡単やん?」と思えたので今回はガスオーブンの使い方についてご紹介したいと思います。
きっかけはシフォンケーキ
シフォンケーキを作りたくて一時帰国で型を買ってきたはいいのですが、サイズが大きいのでトースターに入らなかったこと。これがそもそものきっかけでした。(←今まで2年間、トースターでお菓子類を作り続けてきた私)
まあなんとなくそんな気はしていたのですが、えっじゃあどうする?と考えた私の脳裏にこんなメッセージがよぎります。
………
……
…
いやいや、わざわざかさばるシフォンケーキ型をスーツケースに詰め込んで持ってきたのに作らないって選択肢なんかありえないっしょ!「いいえ」だ!
私はガスオーブン使うのが怖くて今まで避けてきました。できれば使いたくありません。でもシフォンケーキが食べられないのはもっと嫌です。
こうなったらメキシコ在住3年目にしてガスオーブンデビューしたるわ!!!
というわけで、2年間開かずの扉となっていたガスオーブンの封印を解くこととなりました。
食い意地がガスオーブンに対する恐怖心を打ち破った瞬間であった。
まずは道具をそろえよう
ガスオーブンを使うためには以下の道具の準備が必要です。
・ガスオーブン用温度計
・ライター
写真のガスオーブン温度計はタニタ製で日本から持ちこんだものですが、一応メキシコでもガスオーブン温度計は売っています。レオン市からはお店がなくなってしまいましたが、キッチン用品の専門ショップ「Williams-Sonoma」で売っているのを見たことがあります。
ただ、メキシコでは品切れ状態が長く続くこともあまり珍しいことではないので、探す労力を考えると私のように日本から持ち込んだほうがラクかもしれません。かさばるような物でもないですし。
ライターはHEBで購入したものです。キッチン用品orアウトドアコーナーのどちらかを探せば置いています。これは危険物にあたるので現地調達にしたほうがよいですね。
これで準備は完璧!次はガスオーブン点火方法についてです。
ガスオーブンの使い方
温度計をセット
点火する前にまずは温度計をセットしましょう。他のお宅のガスオーブンの庫内を見たことがないので全部そうなっているかは分からないのですが、うちの場合は温度計をひっかけられそうなくぼみがちょうどありましたのでここにセット。
セットしたら一度ガスオーブンの扉を閉じてみて、外側から温度がちゃんと確認できるかどうかチェックしましょう。シフォンケーキ焼くときは特に、途中で扉を開けるのは厳禁ですので。
ガスオーブンの点火方法
温度計をセットし終えたらいよいよ点火です。
日本のガスコンロって点火ツマミをまわすだけで火がつきますけど、メキシコのガスコンロってツマミをまわすだけじゃ火がつかなくて、ツマミをまわしながらツマミ横にあるボタンを押さないと点火しないですよね。もうすっかりメキシコ式に慣れてしまって何とも思わなくなってましたが…。
(※写真右の点火ツマミを反時計まわりに回しつつ、真ん中のボタンを上側に押さないと火がつかない)
ガスオーブンも同じ要領で点火できるんじゃないかと思ったら今度はまたちょっと違います。ガスオーブンの場合はツマミをまわしつつライターで点火が正解。手前のほうに点火口があるのでここに火をつけます。
かなりガス臭くなるので換気扇は予めまわしておきましょう。
点火に成功すると、目視ではちょっと確認しづらいのですが…点火口のところを斜め上あたりから見ると青い火が見えます。火がつくときには「ボッ」と音がするのでそれで大体分かるかと思いますが。
ちなみに、ガスオーブンのツマミには一応温度の目盛りが書かれていますが何度か使ってみて庫内の温度計と照らし合わせてみましたが、私の経験上では全然アテにならないかんじでした。我が家のガスオーブンは目盛りに書かれている温度よりもかなり火力が弱かったです。
ガスオーブンの消化の仕方
ガスオーブンの火を消したい場合は、通常のガスコンロを使うときと同じように火力調整のツマミをまわしてガスの供給を完全に止めれば火は消えます。
ガスオーブンを使わなくてもメキシコではライター常備がオススメ
メキシコで生活するのなら、ガスオーブンを使わないご家庭でもライターは常備しておくのがオススメです。なぜならメキシコでは頻繁に停電が発生するから。
実は以前、停電したときにお湯をわかしたくてガスコンロで火を点けようとしたら点かなかったんです。「ガスの臭いはするからガスまで止まってないはずなのになぜ?」と思ったら、どうやら点火するときのボタンは停電すると作動しなくなる模様。
しかし、停電したらガスコンロの利用も諦めなくてはいけないかというとそうではありません。
こんなときライターがあれば、ガスのツマミをまわしてガスの供給をしながらライターで点火すれば使えますのでご安心ください。
まとめ
初めてガスオーブンに点火するときはドキドキしましたが、一度使ってみると「こんなもんか」というかんじでした。
メキシコの家に付いているガスオーブンはビルトインタイプでかなりビッグサイズ。大きなピザもラクラク焼けちゃうほどです。こんな代物を日本で扱うことはそうそうないと思いますので、この機会にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
何度も温度計の確認が必要だったり…と手はかかりますが、私は今後シフォンケーキ作りだけでなく他のお菓子作りにも活用してみたいです。
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コメント
なんと!
お引越しされてたんですね。
ガスオーブンデビューおめでとうございます。
シフォンケーキ見事に高さが出て、お上手!
私は、チャッカマンのオイル交換が出来ないので、もう原始的に、マッチです。笑
穴の中に入れなくても、かざすだけで着火するので、火強めかなσ(^_^;)
>桃さん
あっ、ややこしくてすみません。引っ越したのはもう2年近く前の話です!
夫が1年先にメキシコ入りしていたのですが、先に夫が住んでいた家に1カ月だけ住んだ後、今の家に引っ越しました。
ありがとうございます、不本意ながらのガスオーブンデビューでしたが(笑)これで作れる料理の幅が広がったので良かったです。
桃さんマッチ使ってらっしゃるんですかー、かっこいい!たしかになんだかマッチのほうが火強そうです!
私はマッチを使うのが壊滅的にヘタクソでして、誤ってマッチ棒を折るか「熱ッ!」ってなるかのどちらか…という残念っぷりなので今後もチャッカマンにお世話になりそうです(´・ω・`)