いまメキシコでは「ガソリンがない!」ってことで大変なことになってますね。
メキシコにお住まいの方はガソリンがなぜ手に入らないのかについてだいたいご存知かと思いますのであんまり詳しく書きませんが、このブログは日本からも見られているので一応めっちゃくちゃ簡単に説明しますと
新大統領「ガソリンが大量に盗難されとったからパイプの供給止めてタンクローリーで運ぶやで」
国民「ぐえー、ガソリンないンゴ。開いてるガソスタに並ぶンゴォォォ」
ガソスタ「供給追い付かんわ。閉店ガラガラ」←いまここ
まあだいたいこんなかんじ、かな…。日本でも一部の新聞では報じられてるみたいですね。
私が住むレオン市も閉店中のガソリンスタンドが多くて、今日からレオンでは年に一度のフェリアが開催されるっていうのにまじでそれどころじゃなさそうな予感…。
先週時点では「来週中には緩和される」といった噂が流れていましたが、未だ状況は改善されず。夫の会社ではこのガソリン問題が仮に1カ月続いても何とかやっていけるよう対策を練ったそうです。
私は普段から平日外出しないので様子があまり分からないのですが、7時間もガソリンスタンドに並んだのに250ペソ分しかガソリン入れられなかったとか、夜中の1時から並んで朝6時に給油できたとか…夫経由でそんなかんじの話は毎日聞いてます(;’∀’)
ガソリンないから出社できない!ってことで会社を休むスタッフも出始めているそうです。(緊急事態なので会社も容認)
今回の騒動はメキシコの国営石油会社PEMEXのパイプラインからガソリン横領されていた問題が発端。
そのため、先週あたりは外資系石油会社のスタンドへ行けば給油できる状態だったのでメキシコ人が「もし2年前にこのガソリン問題が起こっていたら…と考えると恐ろしいよ」と言っていたそうな。
というのも他州ではどうか分かりませんが、レオンでは2年前ガソリンスタンドはほぼPEMEXしかなかったんですよね。いまはMobile、シェル、BPなどがありますけど。
2年前というとちょうど私が初めてメキシコへ来た時期でした。夫がメキシコ単身赴任中で、私はまだ日本で仕事していたので年末年始に1週間のみ滞在しましたが、「メキシコのガソリンスタンドってPEMEXしかなくて国営なんだよー」と夫が車を運転しながら話してくれたことを覚えています。
当時は「ほーん」と半分聞き流してましたけど、まさか2年後にこんなパニックが起きるとは。。。
しかし、よくよく思い出してみるとたしか2年前もガソリンの値上げ問題で大騒ぎしていて年始にはなんか暴動が起きていたような…?(´・ω・`)
長期化すると色々心配なので、早くガソリンの供給が追い付いてくれることを祈るしかないです。