メキシコの気候について
メキシコの人口は日本とほとんど変わりませんが、国土面積は日本の約5倍とかなり大きな国です。
メキシコの気候は日本に比べると温暖な気候ではありますが、エリアによってかなり異なります。
たとえばカリブ海に面したカンクンのような海沿いのエリアなら湿度が高くなり、標高が高い地域は一日の寒暖差が激しくなったり。
日本と同じ北半球に位置するため寒くなる時期は同じですが四季の変化がなく、雨季と乾季に分かれます。
私はグアナファト州に住んでおりましたので、今回は主にメキシコ高原と呼ばれるエリアの気候についてご紹介したいと思います。
メキシコ高原とは
メキシコ高原(メキシコこうげん, 英: Mexican Plateau)は、メキシコ中央北部の大部分を占めている起伏の激しい台地である。標高は平均で1800メートル(6000フィート)で、総じて北から南に向かって高くなっている。
出典元:Wikipedia:メキシコ高原
メキシコ高原にはメキシコシティ、グアダラハラ、ケレタロ、グアナファト、アグアスカリエンテスなど、日本人駐在員の赴任先や大学生の留学先になることが多い都市が集まっています。
このエリアは標高が2000m前後あるため1日の寒暖差が激しく、夜間~早朝はかなり冷え込む時期もあります。
ちなみに、最も暑い時期は日本とは少し異なります。4月~5月がメキシコ高原で一番暑い時期になります。
一方、最も寒い時期は12月~2月初めくらいまでです。こちらは日本とほぼ同じですね。この時期の夜間・早朝はかなり冷え込みます。
治安の問題があるので駐在員が暗い時間帯に出歩くことはあまりないため、上着はあまり沢山日本から持って行かなくても大丈夫だと思いますが、寝るときに冷えるので暖かいパジャマや吸湿発熱系寝具などがあると便利です。
また、標高が高いぶん紫外線が日本に比べてかなり強いのでサングラスは必須。コンタクトレンズを使っている方はUVカット効果が高いものをできるだけ使うようにしましょう。
雨季
年によって多少前後することはありますが、だいたい5月~10月が雨季です。
「雨季」と聞くと日本人としては梅雨のようなイメージを持ってしまいがちですが、雨季でも朝からどんよりと曇っていたり一日中雨が降り続くことは稀です。
たいてい午前中はカラッと晴れていて夕方・夜になって激しい雨が降り出す…というパターンがほとんど。この時期は雷を伴う雨が降ることもよくあります。
カリブ海沿岸部では9月~10月頃はハリケーンに注意する必要がありますが、グアナファト州のような内陸部だとハリケーンの影響はほとんどなかったように思います。多少天気が不安定になることはあったものの、特にハリケーンのことを気にして生活することはなかったです。
雨季に注意したいことその1:道路の冠水
この時期に注意したいのは、まずは道路の冠水。
メキシコは日本ほど道路の水捌けが良くありません。夕方に雨が降ることが多いため、ちょうど帰宅ラッシュ時間に激しい雨が降るととんでもない渋滞にハマってしまうことも!
夫の通勤時間は車で片道30分でしたが、豪雨で渋滞になり帰宅するまでになんと2時間もかかってしまったことがありました。道路が一部冠水したことで、大通りも裏通りも渋滞してしまったんだそうです。
雨季は急な天気の変化には注意しましょう。
雨季に注意したいことその2:雨漏り
メキシコの住宅は新築の家でも日本に比べて造りがいい加減なので、激しい雨が降り出すと雨漏りする…なんてことも珍しくありません。私は新築マンションの中層階に住んでいましたが、豪雨になるとなんと窓枠のあたりからほぼ毎回雨漏りしていました。
雨漏り対策にオススメのアイテム
修理をお願いしようにも、メキシコではすぐに修理業者に対応してもらえないことが多々あるため、ホームセンターでシリコンなどを購入してきて穴埋めしたりと自分たちで対処していました。
色々試してはみたのですが、うちは画像のシリコンを使っていました。
(写真左)速乾タイプのシリコン。家のあちこちの水漏れに対応しているタイプ。変な匂いがしないのは良いのですが、一度開封してしばらく使わずに放っておくと中身が固まってしまいやすいのが難点。
(写真右)お風呂場、キッチンなど水回り専用のシリコン。最初はツンとした酢のような刺激臭がしますが、固まった後は匂いはほとんどしなくなります。長期間放置しても固まりにくいところが良い!
乾季
乾季は11月~4月です。
乾季に入ると雨がほとんど全く降らなくなります。地域によっては月間降雨日数が0日ということもあります。
あまりにも雨が降らないので、天気予報を見るという習慣がなくなってしまうほどです。
日本に居た頃は毎日天気予報を見て生活していたので、乾季に入るなりピタリと雨が降らなくなるなんて本当に不思議でたまらなかったです。
乾季に注意したいこと:肌の乾燥
メキシコ中央高原エリアの乾季は、常に湿度が30%以下。
乾季は雨が全く降らないため、加湿器を使ったりなどしない限りはこれよりも湿度が上がることはほぼありません。
そのため、お肌がめちゃくちゃ乾燥します。家事をされる方なら特に手はガサガサになりやすいですし、私はお腹などの部位までカサカサになってしまいました。日本に居た頃は冬でもこんなところ、亀の甲羅のようなひび割れができたことなかったのに…!水道水が硬水であることも関係しているかもしれません。
こういった環境であるためか、メキシコにあるスーパー・薬局へ行けばボディクリームやハンドクリームは簡単に手に入ります。ただ、基本的に香り付きのものが多いので、無香料派や敏感肌の方は要注意。
香り付きでもあまり気にしないという方ならメキシコで入手できるもので充分かと思います。
私はメキシコのスーパーで入手できるものを使っていました。
乾燥対策におすすめアイテム
ハンドクリーム
日本でもおなじみのNIVEAはメキシコでも手に入ります。
ハンドクリーム以外にボディクリームやボディソープなど様々な商品が展開されており、だいたいどのスーパーでも取扱いがあります。日本にいるときもよくNIVEAを使っていた!という方にはオススメです。
ボディ用保湿クリーム
私がボディ用保湿剤としてヘビロテしていたのは、St.Ivesのボディローション。
スーパーで簡単に手に入る上に、500ml近く入っていて日本円換算で300円くらいとめちゃくちゃコスパが良いです。どれも香り付きのボディローションではありますが、メキシコで売っているものの中では比較的優しい香りなのではないかなと思います。
フルーティーな香りが好きな方には赤いパッケージのものがオススメです。ベリー系の香りなのですが、私はこれを愛用していました。
リップクリーム
リップクリームは結局Burt’s Beesが一番好きでした。
Burt’s Beesの中でもハチミツ、チェリーなど色々と種類はありますが、メンソレータムのリップクリームのようなスースーする系がお好きな方には一番人気の「VITAMIN E & PEPPERMINT」がオススメです。
おひげのおじさん…もとい、共同創業者バーツ氏のイラストが目印です。
こちらのリップクリームはWalmart、Superamaで購入することができます。値段は大体60ペソ程度。
日本ではリップクリームを使う習慣がなかった男性も、メキシコではできればリップクリーム使ったほうがいいですよ~!ほんと、くちびるカサカサになりますから。
まとめ
今回はメキシコ中央高原の気候(雨季・乾季)についてまとめてみました。
日本とはかなり気候が異なる場所ですので、旅行・出張・赴任・留学される方の参考になれば幸いです。