3連休はミチョアカン州を旅行してきました。まずはハニツィオ島から(*’▽’)
ハニツィオ島とは
ハニツィオ島はミチョアカン州にあるパツクアロ湖に浮かぶ島。
このあたりは先住民タラスカ族が多く住む土地で、ハニツィオ島は伝統的な死者の日行事が見られる場所として有名です。最近ではピクサーの映画「リメンバー・ミー」のモデルになった島としてめちゃくちゃ有名になりました。
ちなみにメキシコでの正しい発音は【ハニッツィオ】なのかな?夫がメキシコ人同僚に「今度ハニツィオ行くんだ~」と言っても通じなかったらしく、色々説明してようやく「ああ、ハニッツィオね!」と通じたんだそうな。
まあGoogle Mapsではハニツィオ表記なんで、今回の記事はそれでいきます。
ハニツィオ島への移動手段は船のみ。そのため、島へ行く場合はまずパツクアロにある渡船場を目指します。島までの乗船料金は往復で大人1人70ペソでした。
島へ行く船はけっこう広いです。船が乗客でいっぱいになるまで少し待ちます。
船には音楽隊のおじさんたちも一緒に乗り込んできて、出発とともに歌と音楽が始まります。
有名な歌ばかりを演奏しているようで、乗客の方も一緒にノリノリで歌っていたりと船内は終始陽気なムード。
私たちが行ったのは2月初旬と、メキシコ中央高原では一番寒い時期。
日中とはいえ船に乗ると風が冷たくて寒いので上着が必要です。(といっても私は長袖+MA-1ジャケット羽織ってた程度でしたが)
だんだんハニツィオ島が近づいてきました。頂上のホセ・マリア・モレーロス像は渡船場からも見えているくらい巨大です。
島に到着する直前、蝶のような形の大きな網を使った伝統的な漁を行っている漁師さんたちの姿が見えました。
島に到着!
船に乗って約30分程度でハニツィオ島に到着。
ハニツィオ島は思っていた以上に観光地化されていて、小さな島のわりにレストランやお土産屋さんの数がかなり多いです。
街並みは他のメキシコの街とはかなり様子が違っていて、ごちゃっとしたかんじの路地はどことなくアジア圏の雑多な雰囲気を彷彿とさせるかんじです。
それでいてのんびりとした雰囲気で、島のあちこちでお昼寝しているワンちゃんをたくさん見かけました。
まずは頂上のモレーロス像を目指して島の階段をひたすらのぼります。この島、階段が多くてめちゃくちゃ大変…!翌日、夫も私も太ももとふくらはぎが筋肉痛になりました。島民の方々はおそらくかなり足腰が強いに違いない。
モレーロス像はそこに見えているのになかなかたどり着けません。けっこう長い道のりです(;’∀’)
階段をのぼる途中、島の墓地が見えました。死者の日に人が集まるのはたぶんここかな?
死者の日の独特な雰囲気を一度見てみたいですが、めちゃくちゃ人が多いんだろうな~と思うとなかなか行く勇気がでないです…。
ホセ・マリア・モレーロス像
モレーロス像がそびえ立つ頂上エリア内に入るには10ペソの入場料金が必要です。(※入場時にもらったチケットはモレーロス像内部に入場する際必要になるので失くさないようお気をつけください)
この巨大な像は独立戦争の英雄「ホセ・マリア・モレーロス」さん。メキシコの50ペソ紙幣に描かれている方です。
像の内部は螺旋階段になっており、上までのぼることができます。通路にはびっしりと壁画が描かれています。
しかし上にあがるにつれてどんどん通路が狭くなっていく構造になっているので、頂上付近は人がすれ違うのもやっと…というかんじ。
一番上の展望エリアは大人4人程度しか居られないくらいかなり狭いです。外の景色は小さな窓から見られるという程度なので開放感は皆無ですが、島で一番高い場所なので湖や遠くの山がよく見えます。
後から人がどんどん来そうだったので、写真を何枚か撮った後すぐ下へと降りました。
老人の踊り
モレーロス像内部から出たらちょうどハニツィオ島の伝統的な踊りである「老人の踊り」が始まるところでした。老人のお面をつけていますが、中の人は若者ばかり。(モレーロス像を登る前、広場で準備中の姿を見かけたのでネタバレを見てしまった…笑)
中にはめちゃくちゃ小さい老人も!かわいすぎる…!!
踊りの披露が終わった後、この子は観光客たちから「一緒に写真を撮って」と引っ張りだこでした。
名物は小魚のフライ
昼食は渡船場エリアにあるレストランでいただきました。
夫が「どうしても気になる!食べたい!」と言うので、島の名物らしいCharales(小魚)のフライを注文。
このCharales、お店選びで失敗するとお腹を壊す可能性もあるとの情報をネットで見たので、お腹が痛くならないか?内心かなりドキドキだったのですが、幸いにも腹痛は起こしませんでした。
フライは臭みが全然なくて美味しかったです。
ハニツィオ島の場所
レオンからは車で約3時間程度。モレリアからは車で約1時間で行けるので、ハニツィオ島周辺を観光する場合はモレリアを拠点にすると便利です。渡船場には駐車場あり。駐車料金は20ペソでした。