メキシコのトイレ事情
昨年末1週間ほどメキシコに滞在したとき、トイレに関する予備知識ほぼゼロで行ったため様々なことで大変困惑しました。外国人観光客が日本のトイレを見て驚くという理由がなんだかとても分かる気がします。日本は設備が整っていて、とても親切な設計になっていますから…。
最近だいぶ慣れてはきたのですが、長距離移動などでいつもと違うトイレを利用するとやはり予想だにせぬ事態が起きることがあります。
というわけで、【メキシコのトイレでこんなことあったよ~】というのを書いてみます。私はまだ住みはじめて、たかが2カ月なのですがこの短い期間でもけっこう色々あったように思います。
そもそも鍵なんてなかった
ここでタイトルの話になるのですが、先日グアダラハラへ出かけた際、高速道路にあるコンビニのトイレを利用したときに鍵がしまらなかったのです…(´・ω・`)
いや、正しくは鍵の滑りが悪かったりで鍵がかからないんじゃなくて、そもそも鍵がかかる構造になってなかったんです。なぜなら、かんぬきの部分がなかったから。笑
メキシコでは、トイレのメンテナンスが十分にされていないことはあるあるです。この2カ月でしっかり学習しております。あまり人がいなくて混んでいなかったので、私はとりあえず冷静に隣の個室へ移動しました。
しかし、隣も同じでした。やっぱりかんぬきがない…\(^o^)/オワタ
…こんなとき皆さんならどうしますか?
私はここで「あっ…(もうここのトイレ全部そういう仕様なんだ)」と察して、諦めてそのまま用を足すことにしました。笑
メキシコのトイレの個室って下が開いているので、中に人が入っていると足が見えるんですよね。だからおそらくほぼ開けられることはないだろう、と判断しました。
しかしもし万が一、ドジっ子が間違えて開けてきたら…?
ここは女子トイレ。さすがに相手は女性もしくは小さいお子様のはずなのでもう見られても別にええわ…と私はあっさり開き直りました。笑 結局あんまりトイレ利用している人が多くなかったので誰も開けてこなかったです。セーフセーフ!(^ω^)
途上国でトイレ問題に直面するたび、男の人は比較的ラクでいいな~と思います。
セブ島へ新婚旅行に行ったときも鍵のしまらないトイレがあって、さらに紙もないし衛生的にもアレだったから、戸を手で押さえて空気椅子しながら用を足すという…いま思うと我ながら大変器用なことをやったことがあるのですが、私がいかに大変だったかを切々と夫に語っても爆笑されただけですからね。。。キミは立ちションできるもんね?!
他にも、メキシコのトイレは初見殺しな仕様が多いので、簡単にまとめてみました。男性はあまりトイレ利用のこと気にされないかもしれませんが女性はやっぱり構造上、立ってするなんてことできないんで色々大変なんです!ってことで。
メキシコのトイレ利用で気を付けるべき点
水圧が弱いので基本的に紙は流さない
基本的にメキシコのトイレの水圧は弱いので、紙が流れていきません。使用済みの紙は流さずに備え付けのゴミ箱へ入れましょう。
ちなみにごく稀にですが、備え付けのゴミ箱が隣の個室と共同になっていることがあります。笑 トイレの個室の下が開いてるからできることなんですけども…自分の個室と隣の個室に横にまたがるように1つのゴミ箱が置いてあったんですよね。1個室1ゴミ箱じゃないんかい!!
つい最近グアダラハラのCentro Comercial Andaresで経験しました。こんな高級ショッピングモールでゴミ箱共同にされているとは思わなかったわ。(私がたまたま一度、そういう個室に当たってしまったというだけで、Centro Comercial Andaresのトイレのほとんどは1個室1ゴミ箱でしたよ)
ちなみに、Liverpoolなどの百貨店のトイレに行くと、水圧が強いらしく「紙は流してね」と扉の内側に張り紙が書いてあることがあります。神かよ…。また、百貨店のトイレのほうが綺麗な確率が高いので、私はできるだけ百貨店のトイレを利用するようにしています。
便座がない
これほんと一番最初にメキシコへ来たとき、びっくりしてどうしたらいいか分からなかった。便座がよく割れるとかで取り外された後、もう新しく付けなおしたりしないんだそうです。
私はこういうとき、空気椅子で用を足しております。。。私の住んでいるところは大体標高2000m近くありますので、高地トレーニングのつもりで頑張っております。笑
トイレは有料な場合がある
観光地の公衆トイレや高速バスのターミナルでは、有料になっていることが多いです。トイレが格子で覆われている場合は、所定の料金(大体3~5ペソ)を入れれば扉が動く仕組み。入り口のところに人がいる場合はその人にお金を支払うと紙が貰えるシステムです。
ちなみに日本で有料トイレといったら超綺麗で清掃が行き届いており、パウダールームまであるようなところばかりですが、こっちは有料でもまったく綺麗じゃないし、むしろ有料トイレなのに便座がないことが圧倒的に多いので期待をしてはいけないのです。
いつから紙は個室内にあるものだと錯覚していた?
個室内じゃなくてなぜかトイレの入り口や手洗い場の横にだけトイレットペーパーホルダーが備え付けられているというパターンがあります。
メキシコ人の友達とプエルトバジャルタへ行ったとき、先にトイレ入った友達が入り口付近で紙をガラガラ巻き取ってたときに、そういうケースもあるのだと初めて知りました。高速道路・一般道路などの道端にあるトイレでよくありがち。この場合、個室内にはペーパーホルダーすら存在しません。
けっこう見落としやすいし紙切れしていることもよくあるので、予めポケットティッシュを持ち歩くほうが安心です。特に旅行へ行くときは多めに持っていくのがオススメ。ポケットティッシュはメキシコのスーパーで売っていますが、クリネックスでも質が良くないので(ティッシュというよりかは紙ナプキンに近いようなかんじです)Dokkoiで日本製ポケットティッシュを買うのが一番オススメです。
水を流すボタンが分かりにくい
たまに、どこがボタンなのか分からないことがあるんですよね…。日本のようにご親切に「洗浄ボタン」などという注意書きはしてくれていません。あやしいところはとりあえず、おしてみようポチッとな!メキシコ人でもボタンの位置が分からないのか、流してないことがけっこうあります。。。
特に手洗い場のほうが水を流すボタンが分かりづらいことが多い気がします。自動水栓の場合、壊れていて水が出ないことも多いです。笑