日本から海外へ荷物を発送する方法3選

日本から海外へ荷物を発送する方法3選 海外発送(EMSなど)
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日本から海外へ荷物を発送する方法はいくつかありますが、今回は個人で荷物を発送する際によく利用されているサービス3種類についてご紹介したいと思います。

EMS

EMSとは国際スピード郵便のことで、世界120カ国以上の国宛てに荷物を発送することができる日本郵政のサービスです。

郵便局に発送したい荷物を持ち込む、もしくは自宅まで集荷に来てもらうことで発送ができます。コンビニでは発送できません。

 

EMSの利用方法詳細については以下の記事で解説しております。

EMSのメリット

数ある海外発送方法の中でも価格が安く、比較的到着が早いほうであることが特徴です。

料金は重さと宛先によって変動します。たとえばメキシコ宛ての場合、荷物の総重量1kgで送料2,900円となります。

 

夫の会社ではDHLやFedexを使って日本からよく書類や荷物が送られてくると聞いて一度料金を調べてみたことがあるのですが、あまりの料金の高さに卒倒しそうになりました。(料金がお高いぶん、到着するまでがすごく早いのですが個人ではちょっと手を出しにくいお値段です)

 

メキシコの場合、通常約2週間程度でEMSの荷物は到着します。EMSには追跡番号が付与されているため、それを使って配達状況を調べることができます。

 

後ほどご紹介する海外発送方法については、ネットショップで購入した物であることが前提となっていますが、たとえば「実家に置いてある私物を送りたい」などといった、既に所有しているものを発送する場合にはEMSのほうが向いていると言えるでしょう。

 

100均商品のような、ネットショップではなかなか購入できないようなものを送る際にもEMSの利用が便利です。

EMSのデメリット

発送の準備が大変なので、初心者にはややハードルが高いのがネックです。

国際郵便なので送り状の書き方が少し複雑ですし、国によってはさらにインボイスという書類を準備しなくてはいけません。また、中に入れる荷物ひとつひとつの重量を測るという作業も地味に大変です。

 

EMSの発送を経験してみれば大体の流れは分かりますし、複雑な書類も一度作ってしまえば次回はそれをコピーして新たに作り直すだけなのですが、最初の段階で「インボイス」などといった慣れない用語を聞いて戸惑ってしまう方は多いでしょう。私も一度は挫折しました。

EMSはこんな方におすすめ

 

  • できる限り費用を安くおさえたい
  • EMS発送対応をしてくれる家族や友人が日本にいる
  • 実家に置いてある私物を発送してもらいたい
  • 100均商品など、ネットショップでは購入できないようなものが欲しい

↓EMSサービス詳細はこちらから

Amazonグローバル

Amazonグローバルとは、Amazonの海外配送サービスのひとつです。

普段Amazonでお買い物をするときと同じように、欲しいものをカートにポイポイッと入れて住所指定・決済するだけで簡単に海外配送できてしまうというのが魅力です。

Amazonグローバルのメリット

送り状やインボイスなどの書類作成が一切不要で、普段Amazonでお買い物をするときと同じ感覚で買い物ができることが一番のメリット。

 

面倒な書類作成はすべてAmazonがやってくれるので、購入者がやることといえば【商品を選ぶ】【発送先住所を指定する】【決済をする】たったこれだけです。

 

配達業者は選べないのですが、私の場合は2回ともDHLを利用されていたためかEMSよりもかなり早く荷物が届きました。他の国でも同様ならば、早く届く可能性が高いこともメリットのひとつになるのではないでしょうか。

Amazonグローバルのデメリット

Amazonで販売されているものすべてがAmazonグローバルに対応しているわけではないため、対象商品は限られています。

 

また、国際郵便を何度か利用したことがある方ならよくご存知かと思いますが、発送できるもの・発送できないものはどこの国へ送るかによってかなり異なります。最初に宛先指定をするなどして絞り込みをかけることができれば良いのですが、現状それができません。

 

そのため、いざ配送先を指定して決済画面に進もうとすると「発送ができない商品です」というエラーメッセージが出てしまい、ぬか喜びをするハメになってしまうことも。

 

国別の発送不可リストはけっこうややこしいので、見方を変えれば「自分でわざわざ調べなくても発送不可商品を自動的に判別してくれる」というメリットにもなり得るのかもしれません。

しかし、本来発送できるはずのものがエラー判定になってしまったりとやや腑に落ちないこともありました。(同じアーティストのライブDVDなのに、なぜか発送ができるものとできないものが存在したりとか)

 

ちなみに、料金についてはEMSと比べて必ずしもAmazonグローバルのほうが割高になるというわけではないようです。iPhoneガラスフィルムのようなごく軽量のものを数点購入する程度だったら、Amazonグローバルを利用するほうが送料が安かったです。

 

注文確定ボタンを押さない限りは発送されませんので、Amazonグローバルの利用を検討されている方は欲しいものをカートに入れる→決済画面へ移動、で色々試してみると良いかもしれません。

Amazonグローバルはこんな方におすすめ

 

  • EMS発送方法がややこしくて家族や友人には頼めそうにない
  • 発送したいものはすべてAmazonで販売されている
  • 送り状やインボイスの準備は自分でやりたくない

 

海外発送代行サービス

私はメキシコに住んでいる間、結局一度も海外発送代行サービスを利用する機会がなかったのですが、仕組みや流れについてはある程度理解しているつもりなのでご紹介したいと思います。

 

海外発送代行サービスとはその名の通り、日本国内の通販ショップで購入した商品を海外宛に発送代行してくれるサービスのことです。【海外転送代行サービス】と呼ばれたりもします。

 

日本のネットショップで海外配送に対応しているところは非常に少ないです。ネットショップでカートに商品を入れて決済しようとしても、住所入力欄は日本国内のみにしか対応しておらず、海外配送ができない状態というのが実情。

 

しかし近年は越境ECが盛んになってきて海外発送代行サービスを扱う会社がどんどん増えてきました。海外発送代行会社によって料金やルールは異なるようですが、基本的な流れはどこも同じです。

 

海外発送代行サービスの基本的の流れ

  1. まず、日本国内のネット通販で商品を購入。
  2. 発送先は海外発送代行サービス会社の倉庫宛てにする。
  3. 倉庫に荷物が到着
  4. 海外転送代行サービス会社が海外住所まで商品を発送してくれる。

 

海外発送代行サービスのメリット

Amazonグローバルと同様、面倒な送り状・インボイス作成を自分でやらなくてもよいことがメリットです。

 

欲しいものがAmazon以外のネットショップにある場合、海外発送代行サービスを利用するとよいでしょう。どのサービスも複数のネットショップからの荷物をまとめて発送することに対応していることがほとんどです。

 

また、荷物の発送方法についてもEMS、SAL便、船便、DHL、Fedexなど複数の発送方法に対応しています。会社によっては「どれが一番早く到着するか?」「どの発送方法が一番安いか?」といった相談も可能なようです。

海外発送代行サービスのデメリット

サービスを提供する会社によって料金体系やルールがやや異なりますが、基本的には送料のほかに発送手数料や同梱手数料などがかかるため、日本にいる家族にEMS発送をしてもらうよりもコストが高くついてしまうことがデメリットになります。

 

しかし、手数料はものすごく高いわけではなく数百円程度ですので「ややこしい書類を作成する手間を省ける」と思えば安いものではないでしょうか。

 

また、海外発送代行をしてくれる物はあくまで日本国内のネットショップやオークションなどで【購入】したものに限られますので、実家などにある私物を海外発送してもらうことはできません。私物を発送したい場合は、個人でEMSなどを利用しましょう。

海外発送代行サービスはこんな方におすすめ

 

  • EMS発送方法がややこしくて家族や友人には頼めそうにない
  • Amazonでは販売されていないものを送りたい
  • 複数のネットショップから購入した商品をまとめて発送してほしい
  • 送り状やインボイスの準備は自分でやりたくない

 

まとめ

日本から海外へ荷物発送する際、よく利用される方法について3パターンご紹介しました。

どの発送方法が一番良いかは利用者それぞれのライフスタイルによって異なりますし、時と場合によっても違ってくるでしょう。そのときの状況によってサービスを使い分けることをオススメ致します。みなさんの海外生活がより便利で快適なものになりますように!


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